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ブックオフとメルカリ、どっちで売るべき?元ブックオフ店員が解説!

「本やDVD,CDその他に雑貨なども売りたいけどブックオフで売るか、メルカリに出品するか迷う…」

そんな方に向けて、ブックオフとメルカリ、どちらを選ぶべきか元ブックオフ店長が解説します。

きつね

家の整理のために物を売りたいけどブックオフとメルカリ、どっちに売ったほうがいいの?

たぬき

どちらで売った方がいいかは目的によるのでこれから解説していくね

ブックオフで売るメリット・デメリット

ブックオフで売るメリット

持っていくだけOK

店舗持ち込みで売る場合は持ち込んだ時点でやることは終了です。

査定や加工、お客さんへの販売は全てお店がやってくれます。

買取時間が早い

売る物のジャンルによって差はありますが、ブックオフで売るメリットの1つに買取の速さがあります。

本10冊程度であれば買取に5分も掛かりません。

これは、本などバーコードのある物であれば買取価格がデータで管理されているため機械でスキャンするだけで査定が終了するためです。

バーコードなどでデータ管理がされていない物に関しては買取に時間が掛かる場合がありますがそれでも自分で売るより時間は掛かりません。

大量の本でも一気に売れる

お店であれば何百、数千点の物でも一気に売ることが出来ます。

私が店長時代の時には1人で5000冊以上の本を売りに来た方がいました。

不要な本や値段の付かない本も引き取ってくれる

ブックオフでは焼けや汚れなどがあり、値段が付かなかった本やCDなども無料で引き取ってくれるので持ち込んだ本などを全て処分することができます。

ただし、家電や家具、雑貨など売る物によっては店舗で引き取ることが出来ない場合があるので処分目的の場合は事前に確認した方が良いでしょう。

ブックオフで売るデメリット

買取価格が安い

「買取価格が安い」これがブックオフに限らず店舗に持ち込む最大のデメリットです。

メルカリであれば直接欲しい人に販売出来ますが、お店に持ち込む場合だと欲しい人との間にお店が仲介するのでどうしても安い価格で買い取られてしまいます。

新品で買った本をブックオフに売ったら買取価格が5円、10円にしかならないなんてことは多々あります。

逆にここを許容できるのであればお店で売るメリットが大きいとも言えます。

お店まで足を運ばなければならない

宅配買取やネット買取の場合は別ですが、お店に売る場合は直接お店まで足を運ばなければならず、時間や交通費が掛かる場合があります。

メルカリで売るメリット・デメリット

メルカリで売るメリット

お店で売るよりも高く売れる

「お店で売るよりも高く売れる」メルカリで売るメリットはこれが1番です。

ブックオフで売る値段よりも数倍もしくは数十倍の値段で売れることも珍しくありません。

メルカリで売るデメリット

売るのに手間が掛かる

メルカリでは出品から発送、お客さんとのやり取り全てを自分で行うため売るまでに手間が掛かります。

出品するにも、商品の写真撮影や相場を相場を調べてからの出品価格の決定、商品内容記載、値下げ交渉や問い合わせなどのコメントに対する対応、最後に商品を梱包して発送とお店で売るのに比べて作業工程が非常に多いです。

慣れていない人だと本1冊を出品するだけでも10分以上掛かってしまうこともあります。

売るものが複数あった場合、かなりの時間を要することになるでしょう。

売れるまで時間が掛かる、または売れない場合がある

出品はした後は売れるまで自宅などに保管しておかなければならず、場合によっては1ヶ月以上保管しておかなければならない場合もあります、または売れずに残り続けてしまい結局は処分するという羽目になる場合もあります。

自身で購入者と直接やり取りをする

メルカリでは基本的に購入者とのやり取りは自身で行わなければなりません。

出品した商品に対する問い合わせへの対応や値下げ交渉などのコメントに対する対応は基本的に全て自分で対応しなければなりません。

売買トラブルのリスクがある

「写真にはない傷があったので返品して欲しい」「思っていたより傷や汚れがあったので返品して欲しい」などの商品トラブル、売れたはいいものの入金がいつまで経ってもされないなどのトラブルが時たま発生します。

そうした場合、運営に相談も出来ますが大きなストレスや手間が掛かることになります。

「ブックオフ」「メルカリ」の比較表

ブックオフとメルカリのメリット・デメリットや特徴などの比較表がこちらになります。

比較項目ブックオフメルカリ
買取価格の高さ低め(5円〜300円程度が多い)高め(数百円〜数万円も可能)
手間の少なさ 店舗に持って行くだけ撮影・出品・梱包・発送、 連絡など作業が必要
スピード即日現金化できる売れるまでに時間がかかる場合も
送料不要(店舗側が処理)売り手が負担(販売価格に含める必要あり)
販売手数料なし10%の手数料が引かれる
トラブル対応店舗が対応してくれるので安心個人間取引なので対応力が必要(配送事故・評価など)
売れるジャンル本・CD・DVD・ゲーム、フィギュア、スポーツ用品、家電等が中心※店舗により取り扱いがない商品あり出品禁止物品以外は可能
きつね

高く売れるのはメルカリだけど手間が少ないのはブックオフなんだね

どっちにも良いところと悪いところがあるから迷うな

たぬき

どちらを利用するかはその人の考え方によるので、次ではどちらで売るべきかを解説していくね

ブックオフで売るべき人、メルカリで売るべき人

「時間をかけずに多少のお金になればいい」という人はブックオフ

「時間は掛かってもいいから少しでも高く売りたい」という人はメルカリ

に売るのがいいでしょう。

さらに細かく見ていくとよりどういう人がブックオフ、メルカリに売るのがいいのか分かります。

ブックオフで売るべき人

・時間をかけたくない人

・そんなに高くない物を売る人

・処分目的の人

・売るものが大量にある人

時間をかけたくない人

ブックオフで売ればメルカリに自分で出品するよりも圧倒的に早く現金化できます。

そういった点で、時間を掛けたくない人はブックオフを利用したほうが良いです。

そんなに高くない物を売る人

メルカリに出品しても数百円にしかならない物を売る場合、出品にかける時間や労力と比較すると割に合いません。

そのような場合はブックオフで処分するくらいの気持ちで売ってしまう方が早いです。

処分目的の人

処分目的のついでに少しでもお金になればいいな、という人であればブックオフに売りに行くのがいいでしょう。

処分するつもりのものが少しでもお金になれば少し得した気分になれますし、自分の売ったものが誰かにとっては欲しいものというのは少し嬉しいものです。

売るものが大量にある人

売る物が大量にあるとメルカリに出品するにも多大な手間と時間が掛かってしまいます。

そのような場合はブックオフに持ち込んだ方が手間も労力も最小限で済みますのでおすすめです。

メルカリで売るべき人

・少しでも高く売りたい人

・売るものが数点しかない人

・希少価値のあるもの、特定の層に需要がある物を持っている人

少しでも高く売りたい人

「少しでもいいので高く売りたい、数十円、数百円でも高く売りたい」という人はメルカリに出品することをおすすめします。

 手数料や送料などはかかりますがそれでも間違いなくブックオフに売るよりメルカリで出品するほうが高く売ることが出来るでしょう。

売るものが数点しかない人

売るものが数点しかない場合は出品する時間もそこまで掛からないのでメルカリで売ることをおすすめします。

それも手間だという人はブックオフで売ってしまいましょう。

希少価値のあるもの、特定の層に需要がある物を持っている人

希少価値のあるものや特定の層に需要があるもの(ミリタリーグッズなどのいわゆるマニア商品)は高値で取引されていることが多いのでメルカリに出品すると高値で売れることが多いです。

逆にブックオフではそういったものは、あまり高く買い取ってもらえないことが多いです。

希少価値のある物や、特定の層に需要がある物を買い求めてブックオフに来る人は少なく、そうした商品はブックオフでは売れにくいため買取価格が低くなりがちだからです。

たぬき

人気漫画の新品未開封の初版などはメルカリなどでコレクター向けに高額で取引されていることがあるけど、そういったものはブックオフに持ってきても特別高く買い取ったりはしないので注意してね

まとめ プラスα

今回はブックオフとメルカリ、どちらに売るべきかを比較しました。

ブックオフ・メルカリで売るメリット・デメリットは以下の通り

ブックオフで売るメリット・デメリット
メルカリで売るメリット・デメリット
きつね

メルカリはメリットが少なくてデメリットが多いね

たぬき

メルカリは個人間のやりとりが多く自分で販売しないといけないからどうしてもデメリットが多くなりがちなんだ

それらのデメリットがあるけども「高く売れる」というメリットはやっぱり大きいね

「ブックオフ」「メルカリ」で売るメリット・デメリットから分かる

ブックオフで売るべき人、メルカリで売るべき人は以下の通り

きつね

「高く売れなくてもいいならブックオフ」「高く売りたいならメルカリ」がおすすめって感じだね

たぬき

そうですね。「高く売りたい」っていう考えがない人であればブックオフがおすすめですし、逆に「高く売りたい」という人は圧倒的にメルカリをおすすめします。

ブックオフにもメルカリにもメリット・デメリットがあり、売る人の考えによってどちらを利用したほうが良いかは違うことがわかったかと思います。

記事では「ブックオフ」と「メルカリ」を比較して書きましたがこの考えはブックオフ以外のお店にも共通して言えることがほとんどです。

今回の記事を読んでどちらに売るか迷っている方の参考になれば幸いです。

最後にプラスアルファでブックオフとメルカリを活用した、あまり手間をかけずに高く売る方法を紹介します。

手間をかけずに高く売る方法:ブックオフとメルカリ両方のメリットを活用する

きつね

今回の記事で「ブックオフ」と「メルカリ」どちらを利用した方がいいかはわかったけど、手間をあまりかけずに高く売る方法はないの?

たぬき

あまり手間をかけずになるべく高く売りたいという方におすすめの方法があるので最後にその方法を紹介するね

わたしのおすすめとして「メルカリ」と「ブックオフ」の両方を利用するというものです。

具体的には最初にブックオフに売りにいき買取価格が300円以上のものは買取をキャンセルし、メルカリに出品すると言う方法です。

この方法であればメルカリに出品しても大した値段で売れないものはブックオフに買い取ってもらうことができ、加えてメルカリに出品する物の数は少なくすみます。

売る物のジャンルにもよりますが、ブックオフでの買取価格が300円以上であればメルカリでは1,000円以上で売れることが多いのである程度の金額で売れるものだけを選別できます。

たぬき

こちらの方法に関しては別記事でさらに詳しく解説しているので興味のある人は参考にしてね

詳しくはこちらの記事「ブックオフ」と「メルカリ」を活用した手間を少なく高く売る方法を参考にしてください。